MDシミュレーションで得られる構造ファイル群に対して、計算位相幾何学的にタンパク質周囲の水分子分布を特徴付ける
WaterHall
山下 雄史(東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授)
山下 雄史(東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授)
MDシミュレーションで得られる構造ファイル群に対して、計算位相幾何学的にタンパク質周囲の水分子分布を特徴付ける
タンパク質間相互作用等において重要な水分子分布を特徴付け、水の標準的構造からかけ離れた分布を検知する。例えば、タンパク質界面水が自動的に取り出される。
[1] K. Sasaki, R. Okajima, and T. Yamashita, AIP Conf. Proc. 2040, 020015 (2018); doi: 10.1063/1.5079057
[2]Edelsbrunner, H., & Harer, J. (2008) Contemporary mathematics, 453, 257-282.
[3]Hiraoka, Y., Nakamura, T., Hirata, A., Escolar, E. G., Matsue, K., & Nishiura, Y. (2016). Proceedings of the National Academy of Sciences, 113(26), 7035-7040.
タンパク質抗原と抗体のMDシミュレーションから、自動的に親和性に影響を与えそうな界面水を抽出できることを示した。(参考文献[1])
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参考文献[1],[2],[3]
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山下 雄史 (yamashita@lsbm.org)